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まあちゃん様
2012年、この掲示板で、アインスと名乗っていました。
注文していた『暗闇の中で一人枕をぬらす夜は』が届きました。
遠い日に持っていて、いつか手放した『白い木馬』の記憶が、ゆっくりと、よみがえってきます。
深く心に響いた詩もあれば、字面しか読めていなかった詩もあります。
今ならわかること。孝子さんは、とても知的で、そして努力家だったのだと。
冒頭の『旅立ち』は、志をいだいて親元を離れ、ドイツへ留学する時の思いを回想したのでしょうか。その不安と憧れ。
この詩を書いた時は、すでに病との戦いの真っただ中にいたのですね。
手元に届いたのは初版でした。
重版も好きなのですよ。奥付の重版の数字を見て、「この本は、こんなに愛されているんだ」と思えるからです。
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